
今日は山田温泉に宿泊することにしている。そこで、明日のこともあるし、まだ、時間もあるので、もう少し付近の様子を調べて見てみることにした。目的の場所は八尾町の上ノ名である。この場所は昨年来たのだが、既に時期が遅く破損個体ばかりであったので、今年は少しはまともなものが採りたいと思っているのである。坂ノ下から須郷の集落を抜けて上ノ名へと向かう。どんどん高度を上げて、昨年、ギフチョウを見たあたりに来ると、路上を残雪が覆っていた。まだ、少し時期が早そうである。ここへ来る途中にカタクリの大群落が目に入っていたので、そこへ引き返して見ることにした。写真がその付近である。この舗装道路から、何本か脇道があって、その道沿いにカタクリが非常に多い。そこでその道を歩いてみることにした。カンアオイは見つからない。道を歩いているとギフチョウの姿が目に入った。カタクリの群落の中を飛んでいる。じっと見てみるがギフチョウはその一匹しか見当たらない。仕方ないので、その雑木林の中に入ってギフチョウを追いかけるが。足場が悪く、とても追いつかない。そのうち、ギフチョウはどこかへ飛んで行ってしまった。付近を歩き回ってみたが後が続かない。それにかなりくたびれた。時刻は既に午後4時を過ぎている。この付近はまだギフチョウには時期が早いのだろうと判断する。疲労の極致に達しているときの判断は誤りが多い。このときの時刻は午後4時を過ぎていたので、ギフチョウが飛んでいること自体がまずおかしいと考えなければならなかった。この時間に飛んでいたと言うことは、既に発生していて数も多いのではないかと考えなくてはいけなかったのである。判断ミスであった。このときもう少し付近を調査して、カンアオイの多少を確認しておくべきだったのである。次にここを訪れたときには、おびただしい数の破損したギフチョウがこの舗装道路と付近の雑木林内を舞っていたのである。このところどうも感が悪い。今年は雪が多かったのも判断を鈍らせている要因である。
朝、3時前に埼玉を出発してきたので、この時刻になるとかなり疲労を感じてくる。しかし、今日は泊まりである。これから埼玉まで帰る時はまたまた大変である。ここから、牛岳の山田温泉は直ぐである。30分もあれば十分に着いてしまうであろう。ギフチョウポイントである高瀬峠を経由していこうかとも考えたが、くたびれるので綺麗な道を通ることにした。今日は平日なので泊まり客も少なく、広々とした部屋に案内された。宿に着いて、直ぐに温泉に向かった。温泉は地元の人の溜り場にもなっているようで混んでいた。しかし、かなり広い湯船と洗い場があるので余り苦にはならなかった。ゆっくりと湯に浸かって疲れをとった。気持ちのいい湯であった。湯から上がって、今度は食事である。まず、湯上りの生ビールが美味しい。次いで、冷酒を注文してこれを頂く。採集の後の楽しみである。家内はこれのみを楽しみにして採集に付いてくるらしい。何度、付いてきても虫捕りは全く上手にならないようである。まあ、採る気が余りないのであるから、それも致し方ない。そして、泊まった宿、食べた食事などのことはよく覚えているのだか、行った場所のことは全くと言ってよいほど記憶していないようである。家内に言わせると、新潟であろう、長野であろうと、福井であろうと、石川であろうと、富山であろうと、その他どこであろうとギフチョウの飛んでいる山はどこも全く同じで変わり映えはしないと言うことである。場所が異なるだけで、その環境は殆ど同じであると言っている。まあ、その通りかもしれない。








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